Clipping

 


頭部及びネックラインのクリッピング

〈Head〉
1.トリミング前の状態
トリミングを始める前の状態です。すでにシャンプードライングを終え、爪、パットの毛も切り終えています。

2.頭部と耳の付け根
耳の付け根を探すためにオクシパット(後頭部)から耳に向かって刈りこみます。

3.オクシパットの確認
オクシパットをはっきりさせる為指1~2本分の2~3cmを目安に刈りこみます。ここでは、頭部とネックラインをはっきりさせるためです。

 


〈Eer〉
4.耳の毛のクリップ
小耳を押さえ根元に向かって逆剃りで耳の付け根を若干越えるところまで刈りこみます。耳の渕や小耳を切らないように注意しましょう。

5.目の付け根から~
眼の付け根から頭部の側面をクリッパーの刃の半分を使いオクシパットの方向へ刃を動かして行きます。

6.耳の内側の毛の除去
耳の内側の毛を取ります。逆剃りで周辺を少し大胆に刈るようにし少しでも耳の通気性をよくしてあげましょう。また、内側の毛をとることによって正面から見た耳の厚みを薄く見せます。

7.除去を終えた状態
除去を終えた状態です。かなり大胆に取っています。(耳の中はチョット汚かったようです!)

8.耳の毛を刈った状態
耳の毛を刈った状態です。境目を付けないように自然に仕上げます。刈りこみのラインは逆三角形に近い弧を描くようにします。これは直線に刈りこむよりは、V字に近い方が耳幅を細く見せるためのテクニックです!

9.胸骨端の確認
さて耳を終え、のどからネックラインへとクリッピングは進みます。最初に胸骨端の位置を確認します。その位置から指一本から二本分上から刈り込むほうが胸を深く見せます。この位置は上腕の角度に左右しますのでバランスを見て位置を決めましょう。

 


〈Neck〉
10.ネックラインの境目を作ります。
私の場合はここで先にネックラインの境目を作ります。通常「コッカートリミングのマニュアル」等ではのどのリップを終えてからの工程ですがアシメントリー(左右のバランス)を分かりやすくするために耳の付け根の後ろから弧描くように肩甲骨先端ぎりぎりのラインを通り胸骨端につなげます。

11.ネックラインのクリッピングを終えた状態
青塗りつぶしがクリッピングで取った部分で青い線が肩甲骨です。通常はここまで大胆に取りませんが肩のラインを強調し、首抜けをすっきり見せるためのテクニックです。

 


〈Mazzle〉
12.胸骨端上部からの刈りこみ
9.で確認した胸骨端の2~3cm上部からリップに向かって逆剃りで一気に刈りこんで行きます。また10.で作ったラインとつながるように並剃りでぼかします。

13.下顎の刈りこみ
12.で刈りこんだ部分と10.で刈りこんだラインの中間を下顎に向かって逆ぞりで刈ります。

14.唇のひだ
唇のひだを広げて短めに取ります。ここを短くしておく事で口周りのよだれによる毛の変色を防ぐ事ができます。

15.マズルのクリップ
マズルの幅がスカルより細い場合は少しのこし気味にし、逆にマズルの幅の太い場合はすっきりと短めに刈りこみます。

16.目の下の毛
目の下の毛は涙やけなどで変色しがち、特にここは短く取って清潔にしてあげましょう。

17.ノーズ
ここも短めに逆剃りで鼻先に向かってそろえましょう。特にストップとつながるところですからはっきりとさせる事が大切です。

18チークとリップのぼかし

チーク(頬)が細く引き締まりリップがふっくらとさせるために自然なかんじに境目を軽くぼかします。刃の半分を使うとよいでしょう。

19.リップのぼかし
更にノーズからのぼかしをいれます。ここではあまり深く刃をいれない様に立てて使いリップの輪郭をはっきりさせます。

20.下唇
この場所も短く逆剃りですっきりします。順番が左右しましたが14.の続きと考えてください。

21.頭部最後のぼかし
耳の内側、頭部とチークの境界、ネックライン全てを最後にぼかしながらつなげてゆきます。鋏ではなかなかできないところ、クリッパーの刃を立てたり寝かせたり刃の半分を使ったりしてあくまでも自然にクリッパーのテクニックを使いましょう。

22.ネックラインとつながった所
ネックラインときれいにつながりました。胸骨端よりネックラインの方が若干下げてどの方向から見ても肩を強調するようにします。

23.側面から見た肩甲骨との関係
11.で入れたラインを若干修正したぎりぎりのラインです。これ以上肩甲骨に掛かり過ぎるとボディーとのブレンドに苦労しますのでご注意下さい。

24.正面から見たライン
正面から見たクリッピングによるラインのイメージです。青く塗りつぶした部分と反対の部分はクリッパーの刃を軽く当てぼかしましょう。

25.尾の処理
肛門の周辺から赤い線までをきれいに取ります。さらに尾の先端部分に向かって裏側も刈りこんでしまいましょう。クリッピングはここまでで終了です。クリッピングで取った部分と残した部分をいかに自然に残すかがコッカーのクリッピングのポイントでしょう。次は、梳きバサミをつかったブレンディング(スイニング)です。


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